いま、子どもたちの生活は大きく変わってきています。
遊んでいた街の中の隙間は無くなり、学校と習い事の往復、街から子どもの姿が消えています。
そんな中、武蔵野市にはすべての子どもが自由に遊び自由に過ごせる空間のために、地域住民有志が見守り運営する「プレーパークむさしの」という遊び場があります。

場所は
境冒険遊び場公園の「ののプレ」
大野田公園の「でんプレ」
しょうらい公園の「しょうプレ」
の3ヶ所。

今回は境冒険遊び場公園の「ののプレ」をご紹介します！

ののプレでは、0歳から過ごすことが出来て、おむつ交換台・授乳スペースもあります。
入園料も入園資格もなく誰でもウエルカム。
常に一緒に遊ぶ仲間やスタッフがいます。

入ってすぐの場所に、地域のお知らせやイベント予定の案内など、子育て中に役立つ情報がたくさんありました。

まず目に入って来たのは、こちらの大きなツリーデッキ！
子どもじゃなくてもワクワクして来ますね♪
ののプレ10周年を記念して作られたものだそうです。
そしてなんと、ここの遊具類はスタッフの方や遊びに来た子ども達、大人達が手作りしたものだそう！

中へ入ると、すぐにスタッフの方から「こんにちは」と笑顔で呼びかけてもらえました。
新しく来た子ども達も、昔からいる子ども達も、誰も居心地の悪い思いをしないよう常に気を配ってくださっているのが伝わって来ます。
こういった心配りだけでも、子育て中の身にはとてもありがたく心強いですよね。
雨の日や外遊びに疲れた時は、ののプレハウス内でマンガを読んだりして過ごすこともできます。

たき火をしていたりしたので驚きました。小さい子もいるのに大丈夫なのかな・・・と少し心配になってしまいますが、大人が一歩引きながらしっかり見守っている雰囲気。子ども達が遊ぶ環境をここまで大切にしてくれている場所があるだなんて！思わず感動してしまいました。
人が集まっている場所もありますが、基本的には皆が思い思いに好きな遊具で遊んでいるようです。

このウォータースライダーにはビックリしました！
上から水を流していて、子ども達がビート板のようなものを使って滑り下りて来ます。
ひとり下りて行く度に、ざっぱーん！と大きな水しぶきと大歓声が上がります。
小学校中学年くらいのお子さんからなら遊べそうな感じでした。
もちろんみんな泥だらけですので、着替えは必須です♪
その他、日焼け止めや虫除けや水遊び用のサンダルなども持参した方が良いと思います。

他の遊戯施設だったらとっくに注意され禁止させられていそうな事も、みんなのびのびと自由に楽しんでいました。
いくら子どもを心配しての事とはいえ「あれもダメ！」「これもダメ！」と禁止してしまうのではなく、大人がしっかりと見守り寄り添い、可能な限りチャレンジさせてあげる、という姿勢を教わったような気がしました。
子どもにとって窮屈な世の中になったからこそ、こういった場所を大切に守って行く事に意義がありますね。
イベントなどの開催日は、事前にサイトでチェックしてください。
子育て経験者のスタッフに相談をする機会もありますので、まだ遊べる年齢じゃなくても気兼ねなく訪れてみてくださいね♪

特定非営利活動法人 プレーパークむさしの『ののプレ』
東京都武蔵野市境3-20 境冒険遊び場公園
開園時間
10：00〜17：00
休園日
月曜日/火曜日/第一木曜日/12月28日〜1月4日/8月13日〜15日
アクセス
・JR武蔵境駅北口から徒歩10分
・JR三鷹駅北口からムーバス「境・三鷹循環」(7号路線)「18境冒険遊び場公園」下車 徒歩1分

(櫻丸)

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