【吉祥寺】「モネ感が強い」Twitterで話題の井の頭池を見に行ってきました!
きっかけは、漫画家の久住昌之さんのこのツイートでした。
井之頭公園の池、水草が大発生。こんなの初めて見た。でもこれはこれでなんだかいい。 pic.twitter.com/Nf9hvnRrCq
— 久住昌之 (@qusumi) June 3, 2019
そして作家ヒーシー・ルイさんのツイート。
こないだの井の頭公園。「今日はモネ感が強い。なぜだろう?」久住さん@qusumi のおかげでスッキリ。いわく井の頭の固有種「イノカシラフラスコモ」という絶滅危惧種の水草が、3回のかいぼりで約60年ぶりの大復活だそう。たくましく、しなやかに、生きたいものだなあ。 pic.twitter.com/SjBmjJdHVF
— 来生 優 | 連載中「ゆるやかな性」(亜紀書房) (@heshelaay) June 4, 2019
この動画をきっかけに
井の頭公園「今日はモネ感が強い。なぜだろう?」
がトレンド入りしました。
その後、井の頭池のとても美しい画像や動画が次々と投稿されていきます。
一体この現象は何なのでしょうか?
その答えは、こちらにありました。
水生物館の特設展示で、イノカシラフラスコモを展示しています。かつて井の頭池で発見されましたが姿を消し、かいぼり後の昨年に約60年ぶりに復活した水草です。 pic.twitter.com/tnF8jXusWE
— 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) July 7, 2017
なんとこれは、井の頭池で約60年ぶりに復活した絶滅危惧種の水草『イノカシラフラスコモ』だそうです!
何故、絶滅したと考えられていた『イノカシラフラスコモ』が復活したのでしょうか?
それは、東京都が2013年・2015年・2017年と3度に渡って行ってきた「かいぼり」の成果です。
「かいぼり」とは、水質改善や生態系の回復などを目的として、池の水を抜いて池底を天日干しし、ゴミの除去や外来種の駆除を行うことです。
2017年の井の頭公園開園100周年に向けて、多くのボランティアの方が参加して行われました。
その結果、美しい本来の姿を取り戻したそうです。
早速、井の頭池を見に行ってみました!
確かに、美しい水草がモネの絵画のように優雅に浮かんでいます。
以前の井の頭池には見られなかった姿です。
お茶の水池とボート池とでは、生えている水草の種類が違うとの情報も。
ボート池の水草は「ツツイトモ」といって、こちらも絶滅危惧種だそうです。
水草が透けて見える湖面は、池周辺の緑を鮮やかに映し出しています。
こういった美しい景色が見られるのも、ボランティアの方々のご尽力のおかげですね。
しかし、植物なので天候や環境によってまた変化して行ってしまうようです。
今の季節の公園内は、アジサイやドクダミが目を楽しませてくれています。
すべり台やブランコなどの遊具もあります。
ぜひこの奇跡の水草を見に、井の頭公園に足を運んでみてくださいね。
井の頭公園
東京都武蔵野市御殿山1-18-31
(櫻丸)